睡眠時間

睡眠時間が足りていれば、体の休息は十分といえるのでしょうか。答えはNOです。

睡眠中は、深い眠りの「ノンレム睡眠」と浅い眠りの「レム睡眠」を繰り返しています。

レム睡眠中には基本的に筋肉は動かないようになっていますが、脳は活動をしており夢を見ています。そして一晩にノンレム睡眠とレム睡眠を4~5回繰り返します。

ノンレム睡眠にはレベルがあり、最も深い眠りを得られるのが最初の1~2回。

つまり、寝入ってから約3時間の間に深い眠り=ノンレム睡眠に達すれば、脳もカラダも休ませることができるため、朝起きた時に「ぐっすり寝た」という満足感を得ることができるのです。

また、寝入ってから2~3時間後に分泌されるのが成長ホルモンです。

「これ以上身長が伸びるわけではないから、成長ホルモンが分泌されなくても関係ない」と思っていたら、大間違い。

成長ホルモンは単に「成長」を促進させるだけでなく、「細胞の修復」や「疲労回復」に役立っています。筋肉の成長や回復などもこのホルモンによって行われています。

更に、肌や内臓の細胞を新しいものに入れ替える「ターンオーバー」は、成長ホルモンによって行われるのです。

そのため、成長ホルモンを「若返りホルモン」と呼ぶ専門家もいるほどです。

その人の体質によって必要な睡眠時間は異なるそうですが、積極的に睡眠時間を確保できるようにしましょう。

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